ブラック企業で勤務している

ブラック企業とは、一般的には、「違法な労働を強い、労働者の心身を危険にさらす企業」を指すと言われています。

もっとも、特に近年では、新興産業の多くの企業において、正社員として採用された若者が、まともな技能育成も行われずに、違法かつ過酷な労働を強いられて心身をすり減らし、数年以内に精神疾患を発症したり、離職に追い込まれたりすることが、大きな社会問題となっています。このような観点から、ブラック企業を「新興産業において、若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使い潰し、次々と離職に追い込む成長大企業」と狭く定義づけることもあります。

長時間労働、サービス残業、パワハラが横行するこのようなブラック企業に勤めていることで、うつ病などの精神疾患を発症し、さらには自殺に追い込まれるなど、労働者の心身は危険にさらされています。

このような場合、第一に優先すべきなのは、ご自身の生命と健康を守ることです。心身に不調を感じたら、早めに休職や退職を申し出て、ブラック企業から身を守らなければなりません。

ただし、実際には会社に問題があるケースでも、自分自身が悪いと思い込んだり、正常な判断能力を失っているために休職や退職に踏み切れない、あるいは会社から難癖をつけられて休職や退職を認めてもらえない、ということも多いです。

そのような場合には、1人で背負い込まず、弁護士などの専門家に相談して下さい。労働者には、原則として退職の自由も認められています。客観的な立場から適切なアドバイスを受け、対処方法を考えましょう。

ブラック企業と戦うには

では、ブラック企業と闘うための手段としては、どのようなものがあるでしょうか。

まず、労働基準監督署に相談することが考えられます。ブラック企業は、労働基準監督署から是正勧告を下されることや、それによるイメージ低下を嫌がりますので、違法行為を是正させることにつながる可能性があります。

また、労働組合に加入して、団体交渉を申し入れることも考えられます。労働者個人の問題の解決だけでなく、会社の職場環境の改善を要求し、ブラック企業の違法行為を全体として是正させることに成功したケースもあります。

さらに、弁護士を代理人として企業と直接交渉することが考えられます。交渉による解決が難しければ、訴訟、労働審判といった裁判手続を利用することになるでしょう。

問題の解決のために

このように、ブラック企業と闘うための手段には様々なものがあり、適切な手段を組み合わせながら、問題の解決を目指していくことになります。

会社はもっともらしい言い分を述べていても、法的には間違っているということは少なくありません。勤めている会社がブラック企業だ、やり方がおかしいと感じたら、諦めずに、弁護士などの専門家にご相談ください。

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