セクハラ被害によりうつ病を発症した件で、労災認定を獲得し、会社から賠償金の支払いを受けた事例
- 労災
- 精神疾患
事案の概要
相談者は、勤務先で同僚から継続的に身体接触等のセクハラ被害を受け、うつ病を発症し、会社に出勤することができなくなりました。相談者は、会社の対応にも不信感を抱いており、会社とやり取りをすること自体に大きなストレスを感じていました。
そこで、労災申請及び勤務先会社との交渉について当事務所が依頼を受け、相談者のサポートを行うことになりました。
解決に至るまで
当事務所は、関係医療機関と連絡調整の上、労災申請の手続きを行うとともに、録音・録画記録や会社の調査結果、カルテ記録等を基に、相談者がセクハラ被害によって強いストレスを受けたことを主張立証する意見書を提出しました。調査の結果、相談者のうつ病発症は労災と認められ、治療費(療養補償)及び休業損害(休業補償)について保険給付を受けられることになりました。
労災認定後も、毎月の治療費・休業損害の請求については、当事務所が会社や労働基準監督署との間の連絡調整や書類の手配等を行い、相談者が療養に専念できる環境を整えました。
相談者は、1年半ほど休業した後、会社は退職することになりましたが、転職先において復職することが決まりました。そこで、今度は会社に対し、労災の補償範囲を超える休業損害や慰謝料の賠償を請求しました。交渉の結果、最終的には労災の給付金とは別に、400万円を超える賠償金の支払いを受けることができました。
解決のポイント
労災の申請手続は、意外と煩雑であり、勤務先や労働基準監督署とのやり取りも多く発生します。当事務所では、このような相談者にとって負担のかかる手続を含めて、労災申請に関する総合的なサポートを行っています。
また、労災認定後、会社との賠償交渉、適切な賠償金の回収へとスムーズにつなげることができるのも、労災申請時から弁護士にご依頼いただくことのメリットです。
労災申請や勤務先との交渉についてお悩みの際は、是非当事務所にご相談ください。
お困りのことがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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